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子供オーディション写真 宣材写真の撮り方 9選
そうすればどう撮影すると良いか分かり、結果的に” 書類審査の通過率が上昇 ”します。そこでどう撮影すれば良い結果を残せるか様々な事例を基にご紹介します。
” 本サイトで紹介する内容は全て当写真スタジオの完全オリジナルであり真偽を検証済みです。また掲載している「オーディション写真、宣材写真」は全て当スタジオで撮影しています。「第三者の記事を拾い集めたまとめサイト(詳細)とは異なります」”
撮影前の確認事項
必要な写真は2枚
子供オーディションで必要になる写真は一般的にはバストアップ1枚+全身1枚の計2枚2ポーズです。ただ撮り方は指定が有るケースも少なくないので要チェックです。
写真データの解像度、顔や全身の撮影アングル、服のデザイン、更には髪型やメイク指定など募集内容をよく読み全て「クリア」しなければなりません。
子役撮影が得意なプロカメラマンが教える正しい知識と撮り方

始めにどの様に撮ればオーディションの条件を満たせるかをご紹介します。言い換えれば「正しいプロカメラマンの撮影法」です。次に家族が自宅で撮る方法、最後に写真館でも間違えやすい「撮影法」をご紹介します。
プロカメラマンの正しい撮影法とは
カメラマンだからと感性で自由に撮るのではなく審査を意識した撮り方が必要です。オーディションである限り最低限” 顔立ちとスタイル ”が分からなければいけません。またオーディションの傾向を見ながら撮影法を調節するのも大切です。
- バストアップ撮影で顔は正面向きを基本として、左右のふりを15%以内に留める
- カメラは目の高さに合わせる
- 顔の歪みを軽減する為に「中望遠レンズ(80mm)」以上を使用する
- 全身撮影ではカメラを「へそ」の高さに構える
- 体は正面向きを基本として、左右のふりを20%以内に留める
- 脚を長く見せたいからとカメラを低い位置に設置して撮影しない(面接で不利になる為)
- 頭身を良く見せたいからと広角レンズを多用しない(面接で不利になる為)
- 募集内容を見てポーズを決める(ミュージカルやダンスが含まれる案件ではポージングは大きくした方が効果的)
家族・自宅で撮る際の注意点

まず基本的な撮影法をマスターしましょう。と言っても難しく考えなくて大丈夫です。スマホ1台あれば写真撮影は出来ますから。
とりあえず、1,2枚撮影しましょう。そしてピントが合っていな、体が曲がっている、顔が暗い、背景がごちゃごちゃ、被写体が小さすぎる、この5点をチェックしましょう。その後、下記の注意事項を読んで修正を試みてください。徐々に失敗が少なくなるでしょう。
- カメラを三脚に固定して被写体が曲がらないようにフレーミングする
- 全身は頭からつま先まで写真に収める
- 気持ちがほぐれる程度の会話をしながら撮る
- 20枚以上撮影する
- 昼間の窓際で半透明のカーテン(オーガンジーなど)からこぼれる光を利用する
- 白い壁の前で撮る
- 屋外で撮る際は直射日光を避ける
写真館でも間違えやすいこと
写真館にお子さんを連れてオーディション用の写真を撮れば大丈夫。普通はそう思うのではないでしょうか。しかしそれは幻想かも知れません。そんな時、「オーディション写真についての知識があれば安心」です。そこはこう撮ってください、髪はダウンにしてください、など依頼することが出来るからです。
既存のフォトスタジオで子供オーディションの撮影が少ない場合、また子供プロダクションの宣材写真を撮影していない場合などに” 「間違えやすい事例」 ”をご紹介します。
- アップヘア
髪をアップにすると長さが分からない(ロングヘアの子を探しているかも) - 威張ったポーズ
腕を組むポーズは上から目線で子供らしくない(以外にコックさんの写真に多い) - アイドルみたいなポーズ
全身写真で両手を体の後ろに組むと全体のバランスが掴めない(手と腕は見せないとバランスが分からない) - イキイキ見せたいから
変なポーズならしないほうがよい(昔の写真みたいになったら大変) - おしゃれ優先の撮影
アーシャ(アーティスト写真)のように凝りすぎない(感性は良いけど、控えめに)
この項目「プロカメラマンが教える正しい撮り方」のまとめ
応募者の顔とスタイルが分かるだけではなく、プラスになる特徴をできる限り拾い集め「応募写真」に詰め込もう。
一次審査を突破できるオーディション写真 ベスト3
バストアップを撮影する際に重要なポイントをピックアップしました。- 信頼できる顔
責任感を感じる「しっかりとした顔」に仕上げます。子供であっても大人と同等に扱える人を求めています。仕事になると「責任」の違いはなく途中で「投げ出すこと」は許されないからです。 - 協調性のある顔
「信頼できる表情」で協調性を表します。芸能の現場では「おはようございます」に始まり「お疲れさまでした」で終わります。誰に会ってもしっかりと挨拶のできる礼儀正しい子供が求められます。 - いきいきした顔
いきいきした顔作りは可能です。目元(目の開き方)と口元(口角のつくり方)をしっかりと整えてから、強い気持ちを込めて感情を表に出します。一つの表情にこだわらず目、口を動かしながら様々な顔をつくると良い感じに仕上がります。
これでOK 子供オーディション写真のポーズ ベスト2
どうして2ポーズなのか。それは舞台、ミュージカル系とモデル、メディア系ではポーズが異なるからです。この二つの区別が出来ないと良いオーディション写真のポージングは出来ません。両者はそれほどの違いがあるのです。舞台&ミュージカルのポーズ
モデル&メディアのポーズ
子供オーディション写真の服装選び
男女別 基本的な服装
女子の服装
女子は” 半袖ブラウスorTシャツ+ショートパンツorミニスカート “。「靴下」はショートソックス、足首上までのソックス、ひざ下の長めのソックス、更は膝上のニーソックスが考えられます。脚に傷があるケースも多いのでニーソックスがあると便利です。「靴」はスニーカーで良いですが適宜ファッションに合わせます。
男子の服装
「男子」は” シャツ又はTシャツ+ロングパンツ “にします。靴下、靴は上部の女子を参考にしてください。NGな服
大きな文字、ロゴ、ブランド名のある服は使えません。但し何と書いてあるか分からない小さい文字は使用可能な場合があります。色
無地の柔らかい色の服が好まれます。「単色の強い色」や「白い色」の取り扱いは注意が必要です。ミュージカルに応募する際の服装
踊れることをアピールする為には「ダンス着」がベストの選択です。得意なダンスを選択しましょう。- クラシックバレエが得意
レオタード+白orピンクのタイツ+バレエシューズ.ポワント可能(シューズの色は薄いピンクがおすすめ)、バレエ用のミニスカートはNG - ジャズダンスが得意
レオタード+レギンスor細いジャズパンツ+スニーカーorジャズシューズ(ジャズパンツとシューズは黒で統一)、裾が多きく広がるパンツはNG
オーディション写真を分類する
- メディア
テレビ、映画、CM、スチール - ミュージカル
ライオンキング、アナと雪の女王、サウンドオブミュージック等、劇団四季の演目、アニー等の舞台(年齢、役柄により洋服可能) - 事務所
所属事務所又はスクールの宣材写真、となます。
キャリアと合格率
キャリア(経験)は3つに分類できます。- 事務所所属
出演経験の有無に関わらず所属している。 - スクール所属
バレエ、ジャズ、ヴォーカル等、何れかのスクールに通っている。 - フリー
何もやったことがない。
オーディション初心者なら合格しやすいオーディションに出演しキャリアを積み、徐々に難易度の高いオーディションに移行する方が良いでしょう。合格しやすいオーディションとは” 子供が沢山出演する演目 “です。
実際に劇団四季の子役オーディションで初撮影、初応募、初合格、公演37回、との実績もありますが現実的にはこのようなことは「希少」で、メジャーなオーディションに未経験で合格するのは難しいと思われます。